少し古い話になりますが・・・・・。
NHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン」(2017年7月22日) を、ご覧になられたでしょうか?
NHKでは「人口動態統計や産業動向調査など、5000種類、計700万件超を超える公的データをAIにインプット」。「「風が吹けば桶屋が儲かる」といった具合に、複雑に、間接的に影響し合っているそれぞれのデータの関係性をAIが解析し、日本の社会構造を詳らかに分析した。」
「日本の財政危機を救うには?」の答えは、「病院のベッド数を減らせ」であった(※)。果たして、この関係性の意味するのは?NHKは病院のベッド数が減ることで財政改善がなされている自治体を探したところ.
「ありました。」何と、あの財政破たんした事で有名な夕張市です。この町では、病院が頼りにならないので、市民は、自ら食事に気を付け、運動をすることで、健康になり、病気になる人が激減したとのこと。
「病気になれないぞ」「病気にならないぞ」と行動を起こすことがキー。「予防」は「治療」に勝る。改めて、思いを強くしました。
※放送後、AIの専門家からはNHKのAIは「ニューラルネットワーク以前の単なる情報分析ツール」であり、相関関係を示したに過ぎないとの指摘がなされた。しかし、この意外な相関関係の発見は、それ自体、発表する意味があったと思います。